後見申立てにかかる費用

後見申立てにかかる費用がいくらなのか、というご質問をたくさんいただきます。

・必ずかかる費用:少なくとも1~2万円
  後見の場合、申立てのための収入印紙代+切手代として 6,670円かかります。
  医師の診断書にかかる費用(提出した診断書では類型の決定が難しいと家庭裁判所が判断した場合には、さらに鑑定費用 50,000円程度が必要)。
  親族関係図作成のための戸籍や住民票等の取得費用。

・申立てを依頼する場合の費用:8~15万円程度
  ご自身で申立てを行うことが難しいときには、弁護士や司法書士に書類の作成や申立てを依頼することもできます。

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 富山成年後見支援センターでは申立ての支援をさせていただいています。必要な場合には弁護士等のご紹介をいたします。

 申立て費用が用意できない場合にも助成金等で対応可能な場合があります。まずはお気軽にご相談ください。

 特定非営利活動法人富山成年後見支援センター
 TEL 076-461-6754

新型コロナウイルス感染拡大と成年後見

富山でも昨年(令和2年)3月のクラスター発生に始まり感染拡大が憂慮される新型コロナウイルス感染症ですが、高齢者や障害者を受け入れしている各施設では早い時期から対応が行われました。現在も感染症対策は続いており、職員の方々のご苦労はたいへんなものかと思います。また、面会を制限している施設も多く、ご家族も心配が募っていることかと思います。

富山成年後見支援センターでは、少なくとも1月に1度はご本人と面会を行い、ご本人の状況を定期的に直接確認していますが、このコロナ禍において各施設の方針により定期的な面会ができない場合には、入所施設等との電話連絡によりご本人の状況確認に努めています。

今のところ各施設においてコロナ感染の報告はなく、このままコロナ禍が収束してくれることを祈っているところです。また、お忙しい中ご協力いただいている各施設の職員の皆さまには心より感謝しております。

35年ぶりの大雪

今年は富山で35年ぶりといわれる大雪が降りました。

短期間での大雪であったため各所で交通が麻痺したり、スーパーに商品が届かなかったり、建物や施設が壊れたり、多くの被害が出ました。

成年後見においては、特に在宅の方で、ヘルパーさんが家にたどり着けない、家が破損した、玄関が開かない、本人が外出できないなど、生活面で多くの問題が生じました。

週末であったこともあり不安を感じられたご本人からの電話が続き、当NPOではヘルパーさんや関係者、職員相互で連絡を取りながら対応しましたが、私たち自身が外出できない状況には焦りが募りました。

当NPOでは、定期的な面会はもちろん、直接伺えないときでもご本人やご家族、関係機関と連絡を取ることにより、非常事態、緊急事態に対応できるよう備えていますが、自分自身が外出できない状況にどこまで対処できるのか考えさせられました。